志は同じ

 21年前、僕は詩人として大成することを目指していました。  

さまざまな賞に応募しましたが、今も存続していて、受賞できたことを今日まで誇りに思えるのは柳波賞です。


童謡の歌詞は、エンターテインメントでしょうか、それとも文芸でしょうか。  

僕の考えでは、文芸です。  

もちろん、言葉の答えを明かさない文芸は、幼い心にとっては酷なものかもしれません。  

しかし、しっかり歌うこと、はっきり歌うこと、心を込めて歌うことによって、  

その歌を受け取る人それぞれの感受に、重みと大切さが宿るのです。


答えは一つではありません。  

人それぞれで良いのです。  

否定することなく、受け止めることそれが、僕が歌う信念です。